運転したい
私が運転したい、上手に運転できるようになりたい。と思うのは、私個人の生存本能だと思う。
「おぎゃあーーー!」
休日の電車に乗っているとよく赤ちゃんの泣き声を聞く。私は大体電車では目を閉じていたりすることが多い。
けれど、赤ちゃんの泣き声が聞こえると、なんとなく社内の空気が冷たくなるように感じる。
幼少期を車社会の田舎で過ごした私が電車に乗るようになったのは、記憶している限り、小学生になってからだったと思う。
自分自身が幼いころは電車に乗らなかったからか、電車で赤ちゃんの泣いているところに遭遇する度に、私にもしも子供ができたら、電車では移動したくない。と思ってしまう。
赤ちゃんが泣くことは悪いことではなく、仕方のないことだと思う。
けれどそのたびに周りの視線を気にしなければならないこと、子供に我慢させることも辛いと思う。
幼いころ、父や母に車で色々なところに連れて行ってもらった。
だから、私も子供が出来たら運転するのかなとぼんやり、昔から無意識に考えているのかもしれない。
そんな思い出とは関係なく、運転自体は普通の人よりも好きだとも思う。
子供が出来る想像は一切できないのに、車の運転については”子供”なんてことを考えたりする。
そういう年になったのかーとぼんやり思う。けれど、やっぱり全然実感は湧かない。